鳥取弁LINEスタンプを制作してみて まとめ

【もくじ】
 1.はじめに
 2.制作に至った経緯
 3.方言スタンプを作るにあたって
  3−1 鳥取弁は他の方言に比べて作りにくい?
  3−2 40種類の単語集めに意外な苦労
  3−3 使ってもらいやすい方言スタンプって?
  3−4 絵柄はどうする?
  3−5 スタンプのネーミングにもコツが有る
 4.リリースのタイミング
 5.宣伝の仕方
 
 
1.はじめに
 だれでも自分のLINEスタンプが販売できるサービスが始まってから約半年。
 現在販売中のスタンプの数はおおよそ27,652個(11月13日現在)。そのうち方言スタンプは1,000個(スタリコ調べ)ほどです。
 私が「因幡の白兎・葵ちゃん〜鳥取弁篇〜」を制作してみて、分かったこと、思ったことをまとめとして書き連ねていきます。
 これから方言スタンプを制作しようと思っている方へ、何となくでも参考にしていただければ幸いです。
 
2.制作に至った経緯
 早くから人気が出た『関西弁にゃんこ』『九州の犬「鉄矢」』などを目の当たりにし、「需要の多い方言(つまり使用人口の絶対数が多い)スタンプは種類がたくさんあって羨ましい。鳥取県民も方言を使ってLINEをしたいはず。人口の少ない鳥取県はやはり、作る人も少ないのか?」
 ということで、地元鳥取の活性化のために!(売れれば尚更良し)と、鳥取弁スタンプの制作を決意。
 当社運営の通販サイト『鳥取白うさぎ本舗』の白うさぎキャラクターをスタンプとして利用することにしました。
 
3.方言スタンプを作るにあたって
3−1 鳥取弁は他の方言に比べて作りにくい?
 鳥取県といえども、西部の米子市・中部の倉吉市と、東部の鳥取市とでは、使われている方言が異なります。厳密にいうと、同じ鳥取市内においても少し異なります。
 特に東部と西部との差が顕著なのは、県民の方はよくお分かりだと思います。
 なので、今回当社が作成したスタンプを堂々と「鳥取弁」と謳っているのは、西部在住の方からすると異議ありかもしれません・・・
 
3−2 40種類の単語集めに意外な苦労
 まず最初に、鳥取弁を紙に書き出していったのですが、LINEの会話内では使わないようなものも多く、ボツ単語が続出。
 他県の方言に比べて、ものすごく特徴があるわけでもない鳥取弁。
 例えば「ありがとう」という言葉を例にすると、関西弁では“おおきに”、鳥取県の米子辺りでは”だんだん”なのですが、鳥取弁ではというと・・・イントネーションに訛りがあるものの、普通に”ありがとう”となります。それ以外の言葉についても、日常的に使う言葉として特徴があるものが少なく、せいぜい語尾に「だ」「だで」「だっちゃ」が付く程度のものが多い。
 また、年配の方しか使わないであろうディープ過ぎる鳥取弁は、若者も知らない場合があります。
 そんなこんなで、40種類を決定する作業に意外と苦労しました。
 
3−3 使ってもらいやすい方言スタンプって?
 方言スタンプに限らず、まずはじめにすることはターゲット・状況設定です。
 友達・家族・サークル・職場・・・使用状況は様々想定されますが、全てに対応しようとするととても40種類では足りません。
 
 方言はその土地独自のものですから、意味を知っている人同士で使うと考えられます。
 使用する状況としては、
  ①鳥取県民同士が地元で会話。
  ②県外在住の鳥取県民との会話。(遠距離)
  ・・・くらいでしょうか。
 ①の場合、全員が近くにいるので、時には実際に待ち合わせをして遊ぶこともあるでしょう。ただ、これらのスタンプを増やしすぎると県外在住の人にとっては使い辛いものになってしまいます。
 『まんべんなく使いやすく』というのが、方言スタンプを作るにおいて難しいところなんですね・・・
 
 ちなみに、11月13日現在でよく使われているスタンプランキングがこちら。
鳥取弁スタンプ送信ランキング
 『いいで』、『ばんなりました』『なにしょうるだ?』等のあいさつ・問いかけ系はよく使われています。これは納得。
 どういう訳か『鳥取だで!』も4位にランクイン。(県外の人に向かって使っているんでしょうか?)
 販売当初と現在とでは、よく使用されるスタンプの種類も変化してきています。
 
3−4 絵柄はどうする?
 スタンプの絵柄にも色々なタッチがありますね。かわいい系・下手ウマ系・キモイ系・リアル系などなど・・・
 全体を通してみると、こういったタッチに別れるのですが、方言スタンプに限ってみると、だいたい「かわいい系」が多いように思います。“方言”という限られた対象の中では、あまり個性のある絵柄は、購入層を狭めてしまう危険性があります。
男性向けか、女性向けか・・・かなり悩むところです。
結局のところ、男女問わず、幅広く使ってもらえるかわいらしい絵柄が無難なのかもしれません。
 
3−5 スタンプのネーミングにもコツがある
 さて、スタンプ作成にあたって工夫したいのが『ネーミング』です。
 様々な方言スタンプに共通して言えるのが、方言スタンプであることが『パッと見て分かりやすいか』ということです。
 星の数ほどあるスタンプの中で、ユーザーの目にとまるのは一瞬。
 タイトルは40文字までOKのようですが、12文字以降は省略されてしまうので注意です。
 タイトルの最初に◯◯弁を持ってきて、サムネイル画面に◯◯弁の文字を入れるのが基本ですね。
 (ネーミングについて、当社のスタンプは少々これに反していますので、後悔していますが・・・)
 
4.リリースのタイミング
 承認されても、リリースボタンを押すタイミング次第で売れ行きに差が出る!?
 人目にさらされる新着リスト上位にあるスタンプはよく売れると言われています。
 リリースされると新着画面に表示されるのですが、同じようなタイミングでリリースする人が多い場合、あっという間に2ページ目、3ページ目へと押し出されてしまいます。いかに新着画面に長く表示されるかが大事です。
 そのためには、リリースが少ない日・時間帯を狙いたいところです。
 こちらのサイトに、承認が多い曜日のグラフがありますので参考にしてみてください!
 当社の鳥取弁スタンプは、ちょうど日曜日のお昼ごろにリリースしました。その直後から、ポツポツと売れ始めていたのには驚きました。
 
5.宣伝の仕方
 最初にも言いましたが、27,000以上の中から自分のスタンプ見つけてもらうのは至難の業。スタートダッシュが大切だと言われています。
 宣伝方法は色々ありますが、単価の安さ上、有料広告には手を出したくないものです。
 以下に思いつく宣伝方法をあげてみました。
 ①各種SNS・HP・ブログ等で紹介(クリエイター界隈ではtwitterが人気!宣伝色の押し出し過ぎに注意)
 ②スタンプ検索サイトに登録する(Stampers(スタンパーズ)等)
 ③企業ならプレスリリースサイトに投稿する
 ④とにかく周りの人に宣伝!プレゼント作戦も有効。
 ⑤専用サイトを作る(スタンプをキャラクターとして存続させ「ファン」を作る場合はあった方がいい)
 とにかく、まず知ってもらうことが大事です!
 
 
 当社の場合、販促カードを制作して色々なお店に置かせていただいています。
 また、幸運なことに鳥取県内シェア約80%の日本海新聞に掲載された際には、売上レポートが驚くほど急上昇しました。

 ほんとうに感謝です・・・
 
 マスコミに取り上げられてスタンプ長者に!・・・なんてことは難しいですが、出来る限り露出を増やして、販売促進に取り組んでいきましょう!
 
 


 最後に販促カード設置に快く承諾してくださった下記の店舗様にお礼申し上げます。
 ◎ロンゴロンゴ末広店・雲山店
 ◎インスタントバーかえる
 ◎ミュージックストリーム クランプ
 ◎ポプラ湖山南店・八頭用瀬店(敬称略・順不同)
 
LINEスタンプ『因幡の白兎・葵ちゃん〜鳥取弁篇〜』こちらからお買い求めいただけます。