電子教科書

気になるニュースが入ってきた。

米アップルが、昨年10月に死去した共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏の夢だったIT活用による教育の変革に乗り出した。19日、iPadで“電子教科書”を使えるようにした配信ソフト「iBooks2」と無料編集ソフトを発表。「旧態依然の教科書を変える」ことを目指し、志半ばで世を去ったジョブズ氏の遺志がまた1つ実現しようとしている。

これがすぐに日本国内で広まるかどうかは分からないが、少なくとも紙の教科書が電子教科書に変わっていくきっかけになるかも知れない。昨年は「電子出版元年」などと言われていた。しかし思ったほど目立った変化は感じられなかったが、水面下ではどんどん進んでいたのかも知れない。

現在様々な学校・教育機関で使われている紙の教科書が、電子教科書に変わっていくとすると、印刷用紙・印刷・製本業界に与えるダメージは相当に厳しいだろう。ジョブス氏のいう「旧態依然の教科書」の作成付加価値が失われてしまえば、多くの業界の雇用が吹き飛ばされてしまうのかも知れない。それが時代の流れというものだろうか。

ここで我々(印刷業界)が行わなければならないのは、「紙の優位性を提案し、常にリピートのある会社を目指す」という事に尽きるとも思う。大変な努力を要するとは思うが、何とか頑張って行くしか無いであろう。

エンドレスな戦いである。